HH Course
「これがいい」を信じられる私へ。今を選択してきた過去の自分に感謝する
Chihiro
Writer Chihiro(ホリスティックヘルス実践講座 2期生)

・新しいことに挑戦したいけれど、1歩を踏み出す勇気が出ない。
・周りの人の大きな変化を見て、私ももっと頑張らなくちゃと焦ってしまう。
・これでよかったのかなと、過去の自分の選択に自信が持てない。
新たな環境に飛び込む機会がグンと増える春。やる気と不安が振り子のように揺れ動く時期でもありますよね。周りの人がストレスもなく進んでいるように見えて、気持ちがザワザワしたり、過去の自分を振り返って、何となく足踏みしてしまったりする人もいるかもしれません。
今回インタビューをしたMihoさん・Mayuさん姉妹は、共にホリスティックヘルス実践講座(以下HH講座)の卒業生。
メキシコ在住5年目になる姉のMihoさんは、去年まで副業でやっていた「メキシコのかわいい」を紹介するセレクトショップを本業にしました。妹のMayuさんは、2023年3月いっぱいで仕事を辞め、夏にはMihoさんの住むメキシコへ旅立ちます。
「これがいい」という自分の気持ちにフタをせず、「新たな扉」を開いた直後のMihoさんと、開こうとしているMayuさん。
何の問題もなく、スムーズに進んでいるように見えるお二人ですが、それぞれ悩みや葛藤があったといいます。Mihoさんは、副業を本業にされて、気持ちやお金の面でどんな変化があったのでしょう。Mayuさんが気負いなく、海外行きを決断できたのはなぜでしょう。今だからこそ分かる、それぞれの気持ちをたっぷりと聞いてきました。
やりたいことができる喜び
メキシコの内陸部から、海に近いオアハカ州プエルト・エスコンディードに引っ越しをされたMihoさん。バイクで10分ほどで海に行ける距離に住んでいるので、MihoさんのInstagramにはほぼ毎日、海の様子がアップされています。自分の「やりたい」を仕事にして、大きな変化はありましたか。
「時間の使い方が変わりました。メキシコの就業時間は、朝8時から5時半までの9時間半労働。通勤時間も合わせると、丸々12時間。その隙間でオンラインショップ運営をしていたので、朝晩と週末しか時間がありませんでした。朝4時台に起きて作業をしたり、週末に写真撮影をしたり、それでも時間が足りないときは、会社の休憩時間にメルマガの文章を書いたり。7日間ずっと働いている感覚でした。でも今は、『ちょっと疲れたから海行こう』って、息抜きタイムが取れています」
時間的な余裕ができて、精神的な余裕も生まれましたか。
「そうですね。やりたいことをやれている感じがするので、変な焦りがなくなりました。気持ちを抑えつけなくていいというか。以前は何かやりたいと思っても、会社に行かないといけなかったので、物理的な時間が限られていました。でも今は、自分で時間の割り振りができる。外的要因での制限は減りました」
自分を解放させている感じがありますね。
「でも、もっと解放させられるなって感じています。まだ過渡期。やるもやらないも決めるのは自分だから、やりたいなって思ったときに、自分でブレーキをかけてしまわないように、自分に言い訳をしないようにしたいなと思っています」
与えられたものに素直に手を伸ばしてもいい
インタビューの画面上でMihoさんがMayuさんの話を聞く顔はとてもにこやか。仲のよさが伝わってくるお二人なので、Mihoさんがいるからこそ、Mayuさんはメキシコに行くのだろうと思っていました。でも実はMayuさんには葛藤があったといいます。
「正直行き先は、メキシコじゃなくてもよかったんです。海外で生活したいと思って、以前英語圏に留学していたから、そうしようというくらいしか理由がなかった。逆に言えば、場所へのこだわりや明確な理由はなかったんです」
英語圏でなくてもいいと気づけたから、Mihoさんの住むメキシコが候補に挙がったのですね。
「でも最初は悩みました。頼ってはいけないって思っていたから。行きたいのは自分なのだから、1人で頑張らないといけない。用意された環境や、元々与えられたものをそのまま使うのは、楽をしているようでズルイなぁって、何となく思っていたんです」
Mihoさんがいるからメキシコに行くのは、ただそこに乗っかるだけのようで、後ろめたさみたいなものを感じていたのですね。
「与えられた選択肢を使っちゃいけないって思っていました。姉が開拓してきたのだから、私は別のところで頑張らないといけないって。でもHH講座を受けるうちに、それが自分の思考の癖だと分かりました。与えられたものに素直に手を伸ばしてもいい。そう自分に許可できるようになって、楽になりました」
自分の思考の癖に気づき、メキシコ行きを決めたMayuさん。それを聞いたMihoさんはとても嬉しかったそうです。
「急にLINEで連絡が来たからびっくりしましたけどね(笑)ちょうどHH講座をとっている最中だったから、良い気持ちの変化があったのかなと思って、紹介してよかったなと思いました」

覚悟という感じはしていない
「海外に行く」と聞くと、何か強い決意や覚悟があるのだろうと想像していました。でもMayuさんに話を聞いてみると、あまりそういう気持ちはなかったそうです。
「よし、メキシコに行くぞ!という『覚悟』はあまりないんです。 HH講座でも『これで大きく変わりました!』という劇的な変化はなかった。1講ずつ取り組みながら、日々好きなことをしたり、今までやりたいと思っていたことをしたり。少しずつ生活を変えていって、気がついたらその延長にメキシコ行きがあった、という感覚です」
徐々に変化をしていったから、無理がないんですね。だから覚悟という、肩に力が入った雰囲気がないのかもしれません。そうやって自分に向き合っていく時間や機会は、HH講座を受ける前にもあったのですか。
「いえ、なかったです。そもそも、自己啓発とか自分を磨くとか、斜めに見るタイプだったので、あんまり信じていませんでした。そういう自分が実際に講座を受けて、感想を話しているのも変な感じがします(笑)」
取り巻く環境が大きく変わったというよりは、HH講座を受けて、今まで外側に向けていた視点が、自分の内側に向いていったという感覚でしょうか。
「そうですね。以前は、『朝起きたらナタリーポートマンになってないかな』みたいな劇的な変化を求めていました(笑)何かをしたら、スパッと切り替わると期待していたんです。そういう大きな変化はなかったけれど、ヌルーっと生活が変わっていくうちに、自分が選んできたものでいいんだと思えるようになりました」
自分の選択を信じられるようになったのは、なぜだと思いますか。
「例えば、『好きだ』と思っていたことを掘り下げていくと、他の好きなものとの共通点が出てきます。『なんでこの人、苦手なんだろう』って掘り下げていくと、そのポイントが見えて理由が分かります。単純に『この人嫌だな』で止まってしまうと、1日中モヤモヤしただけで終わってしまう。ベクトルを相手に向けるのではなく、自分への探求につなげられるようになると、私はこういう人間なんだって分かってきます。自分は何が好きで、嫌いなのか。何を感じて、何を選んでいるかが分かると安心するんですよね。自分への信頼というか自信につながっている気がしています。自分が選んだなら大丈夫。そう思えているから、メキシコ行きに対して、覚悟みたいなものがないんだと思います」
仕事を辞めて、いわゆる安定収入を手放しますが、それに関しても同様に不安はありませんか。
「転職自体は今まで何度もしてきました。海外に行くために会社を辞めた経験も2回あります。そういう意味では、安定した会社に入って正社員で働くこだわりは、さほど強くないと思います。今ある貯金や保険を確認し、行った先でかかる生活費などを姉から聞いて、ざっくり計算をしたら大丈夫だなって思えた。とりあえず生きてはいける感覚はあるから、不安もあまりないですね」
選択と実行を繰り返すうちに、自分への自信と安心感を深めていったMayuさん。一方、姉のMihoさんは当初、お金に対する不安感が強かったと言います。
過去の自分に感謝して、これからにつなげる
Mihoさんはお金に対する不安感や、稼ぐことへのマイナスイメージが強かったそうですね。
「お金を稼ぐ=自分が我慢をして、その対価としてお金をもらう。この苦労神話のようなイメージが強くありました。HH講座でお金と向き合うワークをして、『稼ぐ=楽しい』と認識が変わったときは、衝撃的すぎて涙が出ました」
会社に勤めてお給料をもらっていたときも、ネガティブな感情はありましたか。
「お給料を『我慢代』として捉えていたなと今は思います。あれをしなくちゃ、これもしなくちゃ、しんどいなぁ、行きたくないなぁ、と思いつつ働いていました。だからお給料は、もらって当然という気持ちでした。でもその感覚はおかしいなと、今はハッキリと分かります。金額面で言えば、会社に勤めている方がメキシコで生活するには十分な金額をもらえます。でもそれで戻るかと言われても、戻らないと思います」
雇われるという働き方から、自分で仕事を作り出す形に変わって、お金に対する認識も大きく変わったのでしょうか。
「今はネガティブな感情で仕事をしていないんです。『好き』に囲まれて生活ができている。周りの人に生かされている感覚があります。お金は苦労してもらうものだと思ってきたけれど、今はそもそも、しんどい思いをしていないから、嫌な気持ちに陥らないんです」
自分が楽しい仕事をして、好きなことでお金をいただく分には、申し訳なさとか罪悪感といったマイナスな感情が出てこないんですね。
「最初に副業として始めたときは、違和感がありました。自分で値付けをして、その対価をもらう感覚に慣れていなかったんだと思います。今は物々交換に近い気持ちで受け取れています。たまたま私が渡せたのがメキシコの服や雑貨で、効率的に交換しやすいのがお金だった、というイメージです」
ストレスなく、巡っていく感じがしますね。
「気持ちよく払える金額や、巡りやすい価格はどのくらいだろうと調整はしています。でもこうやって、自分で価値を決めて循環させていくやり方には、違和感がないし、心地よく過ごせています」
今後の目標はありますか。
「金銭的にも精神的にも、もう少し余裕が持てたらなと思います。ここでもらったお金はあの支払いに回して…と、パズルみたいに考える状態から抜け出したい。だけど今、『好き』を仕事にして、生活している自分がいる。海の近くに住むという夢を叶えている自分もいる。だからお金も『ない』のではなく、『ある状態』への途中だと思うようにしています」
過去の頑張りや願ってきた想いが、今につながっていますね。
「『かわいい』ってときめいたメキシコの服や雑貨たちを必要な人に届ける。そうやって自分の気持ちを乗せていけば、良い形につながっていくと思えています。自分の直感を信じて、過去の自分に感謝して進んでいく。今やっていることは、全部『これから』につながっていくと信じています」

頑張っているはずなのに、目立った変化を感じられない。
あの人はぐんぐん進んでいるのに、私は同じところをぐるぐるしている気がする。
努力が足りていないのかな、何が足りていないんだろう。
そんな風に落ち込んでしまうこともあるかもしれません。でも、変化の仕方やタイミングは人それぞれ。性格も、ありたい姿も、抱えている悩みも違う誰かと比べて思い悩む。そんなのもったいないと思いませんか。
比べるとしたら、「過去の自分」。以前なら気づかなかった視点や視座で物事を捉えているからこそ、違った葛藤も出てくる。それは成長の証です。
最近、メキシコの服のレンタル事業をスタートさせたMihoさん。「借りてみることで、買う一歩前に、手にしたことのないものを気軽に試せる循環を持てたら」という、想いを込めています。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
https://colorfulmexico.stores.jp/
文責:CHIHIRO
写真:Miho


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「包括的な健康」を意味するホリスティックヘルス(ホリスティック栄養学・統合食養学とも言われています)では、身体的な健康はもちろん、心が満たされて幸せであること、ポジティブ思考で物事に向き合えること、人間関係が円滑であることなど、ライフスタイル全般が健やかで幸福であることを大切にします。
人間関係、精神性、キャリア、運動、住環境など、人生の様々な側面を健康という視点から見直し、それぞれにおいて自分にやさしいがんばり方で喜びで満たされるよう整えながら、自分に合った持続可能で健康的なライフスタイルを築いていきます。
方法論にあなたを当てはめるのではなく、お一人お一人のお悩みや課題、叶えたい未来を軸に、持って生まれた素質や魅力が活きる方法をご提案し、受講者さまが安心して前向きな変化と毎日に創り出せるようサポートをさせて頂きます。
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