GOAL-SETTING
Black Lives Matter運動はなぜ起きている?〜人種差別問題について学ぶためのリソース集〜

Coco
16 June 2020
今世界で起こっているBlack Lives Matter(BLM)運動について、考えていることをシェアしたいと思います。
世界一周車旅をしながらも、幾度となく思ったけれど、世界には本当に、まだまだ知らないことがたくさんあるということ。

大学では国際関係専攻だったので、アメリカやヨーロッパの歴史も学んでいたこともあり、もちろん人種差別や偏見などについては知っていました。
でも、BLM運動が始まってから、自分なりにリサーチを始めてみると、知らないことが本当にたくさんあって。
自分の無知を知り、落ち込んで、改めようと決心した1ヶ月でした。
それから記事やドキュメンタリーをみたり、黒人の友人に話を聞いたり、アメリカの友達と話したり、参加している海外のオンラインコミュニティで色々と現状や情報を教えてもらったり…
まだ自分の言葉にできない部分も多いのですが、まずはやっぱり、知ること、話すこと、学ぶこと。
そこから見えてくる自分のできることをやっていくことだと感じています。
まだまだ完全ではないけれど、
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正しくない状況の中、中立的な立場を取ることは、抑圧者側についたことになる。- デスモンド・ツツ
という言葉にあるように、
何も発しないことは、不平等な現状を承認することになる。
ということで、今私のできることを。
まずは、状況をちゃんと知ることが大切だと思うので、私が咀嚼した情報をシェアさせて頂きますね。

◉発端:
・5月25日、アメリカ・ミネソタ州で偽20ドル札を使用した容疑で店主に警察を呼ばれたジョージ・フロイドさんが、白人警官によって8分46秒の間膝で首を床に押しつけられた後亡くなった。
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・ジョージさんが無抵抗状態で「息ができない」と主張したにも関わらず、白人警官は首を押し続け、動いていないジョージさんを見た同僚や通行人が「脈を確認して」と言っても聞かずに暴行を続けた。 ⠀
・関与した警官4名は、事件直後解雇されたものの刑には処されておらず、公正を求めて嘆願書の署名を集める運動・デモへと発展した(今は全員実刑判決となった)。
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・アメリカ国内のみならず、カナダ、イギリス、ニュージーランド、パリ等、世界各地でデモ運動が起きているだけでなく、SNS等を通して「Black Lives Matter」運動として世界に広まっている。
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⠀ ◉背景:
・今回の事件でお亡くなりになったジョージさんの死を敬い、正義を求めてのデモ運動であると同時に、彼の死が象徴する白人至上主義の上に成り立つ“体系的”かつ”制度化”された人種差別、警察の蛮行、司法的偏見など、社会に根強く浸透している差別に対しての抗議・変革運動へと発展。 ⠀
※制度的人種差別に関しては、こちらの動画にてとても分かりやすく説明されています。ご丁寧に、日本語の字幕を付けてくださっていますので、ぜひご覧ください。
・これまでも同様の事件は多数起きているが、今回ここまで大きな運動となった理由の一つに、ヘルスケアにおいても人種格差が明らかに出ていることも考えられている。実際に、黒人は米国全人口の15%にも関わらず、白人人口の2.4倍の黒人が新型コロナウイルスによって亡くなっている。
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◉現状:
・黒人というだけで、住む場所、教育、仕事、銀行の金利など・・・日常の様々な側面で差別や偏見を受けるだけでなく、真っ当に生きていても、犯罪者のように扱われることが頻繁にある。⠀
・法律上平等のように見受けられても、毎日偏見と人種差別を受けているという現実。実際に、殺人容疑で逮捕された黒人のうち、50%は冤罪。⠀
・例えば、黒人の旦那さんを持つ女性は「パーカーのフードをかぶらない」「暗いところを1人で歩かない」「ドレスコードがカジュアルでも正装する」など、白人女性の彼女が考えたこともなかったことに、常日頃から神経を配っていることに驚いたと仰っていた。 ⠀
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◉大事なこと:
「ALL LIVES MATTER」は当たり前のこと。だけれども今それを主張する時ではない。黒人の方達も、”ONLY BLACK LIVES MATTER”と主張している訳ではない。もちろんどんな人の命も大切。でも今は、BLACK LIVES MATTERを表明して、特に人種差別の標的となる黒人をサポートすることが必要。

何百年も続く差別的社会構造と、それに伴い形成されてきた私たちの固定観念を塗り替えるためには、一人でも多くの人がこの問題を自分事として捉える必要があります。
(今は、黒人の方達に焦点が当たっていて、そうするべき時ですが、私たち日本人も一歩外に出ればPOC(People of Color)と区別され差別や偏見を受けることもありますし、日本国内でも、同様の扱いが(無意識的にも)起きているという事実があります。) ⠀
私のヨガの投稿等、健康関連情報を楽しみにしてくださっている方には、いつもと内容が違うので驚かれたかもしれません。
でも、心と身体の健康や、人生の充実を意味するウェルネスをお伝えしている身として、人間の最も基盤である基本的人権を抑圧されてきた人達が今世界を変えようと立ち上がっていることをしっかり認識し、自分にできることを考えてて行動していくことは、とても大切なことだと感じています。
(また、人種差別や偏見はヨガやウェルネス業界においても問題となっています。)
⠀⠀
日本に住んでいると、人種差別を実感する機会はあまりないかもしれませんが、日本は抑圧者の立場にいた歴史もありますし、アジア人ということで差別や偏見を受けることもあります。
私たちにとっても、無関係なことではないはずです。
また、私はよく「英語が喋れるようになりたい」「海外で暮らしたい」「世界一周したい」というようなご相談をよく受けます。
そういう願いがある方ほど、今の状況を自分事と捉える必要があると思います。
なぜなら、世界の価値観が大きく変わっていっているので、今後、ビジネスしかり生活のあらゆる面でその変革を実感することになるから。
世界の「常識」やスタンダードが、塗り変わっているからです。
と同時に、言語ができないことよりも、無知の方が人を傷つけたり、トラブルに発展する可能性が高いから。
「世界で活躍したい」 と願う方ほど、積極的に情報収集し、学び、世界的な固定観念のアップデートを主体的に捉え、ムーブメントに貢献していきましょう!
ほんの一部にすぎませんが、私が観たり、黒人の友人からおすすめしてもらったリソースをまとめました。
参考になれば嬉しいです。
また、おすすめのリソースがあればぜひコメント欄にて教えてください。
あなたのお考えも、ぜひお聞かせ頂けたら嬉しいです!
ご意見・ご感想お待ちしています^^

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