FOOD
頑張ることに疲れてしまったあなたへ

Coco
Yoga Teacher・Holistic Health Coach・Health Manager
もっと痩せないと
もっと可愛くないと
もっと愛想がよくないと
もっと強くならないと
もっと経験を積まないと
もっとオシャレにならないと
もっと頑張らないと…
「あなたは価値がない」
「あなたは愛されない」
「あなたは幸せにはなれない」
わたしたちが日々目にしている情報の中には、こんなメッセージが含まれているものがあります。
実際に、現代の主要なマーケティング手法について、イギリスの小説家兼ジャーナリストのMatt Haig (マット・ハイグ)は次の様に述べています。
「アンチエイジングの保湿クリームを売る秘訣はなんでしょう?
エイジングの心配をさせること。
保険を買わせるには?
すべてのことに対して不安感を持たせること。
整形させるには?
人の魅力的でない部分を強調すること。
テレビ番組を観てもらうためには?
見逃す心配をさせること。
新しいスマホを買ってもらうためには?
買わないと時代遅れだという気にさせること。
今の時代、穏やかさを保つのは、ある種の革命的な行為です。
アップグレードをしていない、今の自分自身という存在に満足すること。
時に乱雑な人間らしい自分自身を心地よく感じることは、ビジネスにとっては痛手なのです。
-“Reasons to Stay Alive”より抜粋(Matt. Haig, “Reasons to Stay Alive”, p.189)
確かに「こうすればモテる、幸せになれる、愛される」と謳われる雑誌をめくってみると、中にたくさんのエステや美容サプリなどの広告が載っていたりしますよね。
“あなたは今のままじゃダメだ
もっと努力しないと成功しない
このままではだれにも愛されないし、愛されない“
販売側も、まさかそんなつもりで売っているのではないところが大半だと思いますが、「今のままではダメだ」という気持ちにさせることで購買を促すものは、意外と多いかもしれません。

「自分にやさしい、健やかながんばり方」って?
たしかに、もっともっと頑張れば、もっと違う自分に出逢えるのかもしれません。
でも、もしあなたが他の誰かから提示された「まだまだ」に対抗するために頑張っているのなら、その時点ですでにそれは負け試合。
主体性がない生き方、すなわち自分が納得した上で選んだ道でなければ、いつまでたっても満たされる自分に出逢うことはできません。
自分に優しい健やかながんばり方と、そうでない頑張り方の一番の違いは、外からのプレッシャーなどによって生まれる「しなきゃいけない」という強迫観念にも似た想いからではなく、自分の内側から湧き出るような純粋な「〜したい!」という想いがベースになっていることです。
あなたは、頑張り屋ですか?
今、とっさに「私はちがう」と思った人は、おそらく、頑張り屋さんです(笑)
わたしたちは日々、思っている以上に、色々な事を頑張っているものです。
それでは、あなたは「がんばり上手」ですか?
「がんばり上手」とは、楽しみながら、夢中になりながら、自分で決めた目標に向かっていける人のことです。
♢がんばり上手診断♢
□自分が興味を持ったり、好きなことをすすんで選べる
□自分自身にとって意味のあるゴールを決めている
□自分がわくわくしながら進んでいける、ちょうどよい目標設定ができる
□目標達成の瞬間だけでなく、目標に向かうプロセスそのものに喜びを見出せる
□疲れたり煮詰まったときは、積極的に休んだりリフレッシュして、短時間でモチベーションを回復できる
□必要なときに人に甘えたり、助けてもらう謙虚さを持っている
□たとえ目標達成ができなかったとしても、自分か変わらず愛される価値のある人間であることを知っている

がんばり上手になる3つの秘訣
①いまこの瞬間の自分自身のすべてを、一度まるっと受け容れる
「頑張りたい」という気持ちの裏には、「私はまだまだ不十分だ」という思いがあったり、「変わりたい」という気持ちの裏には「イヤだな」と思う自分がいることがあります。
「今のままでは足りない」というのは、思い込みです。
あなたは生まれてきた時からずっと、「そのままで充分」なんです。
冒頭でご紹介したように、「このままでは足りない」「もっと頑張りが必要」という考え方が浸透しているのは、資本主義に起因しているように感じます。
社会のせいにするわけではないけれど、その中で生きているのだから、多かれ少なかれ影響を受けているはず。
つまり、現代人は、「私は不十分だ」と思いやすい環境で生きている、と言えます。
まずはその現状に気づいた上で、「まだまだだな」「イヤだな」と思うような自分自身の側面も、まるっと受け容れてみましょう。
なぜなら、「頑張り」の根本的なスタートが「私は不十分」「私はダメだ」の場合、自分の不十分さを埋めるためにする頑張りは、一度埋まったとしても何かまた「自分はダメだ」と思うようなことが起きると、風船が萎むように自信がなくなります。
例えば、誰かのたわいもない一言や評価、社会の在り方などの外側の影響によって、自分自身が大きく左右されてしまう。
そんな状態で頑張り続けると、心も体も疲弊してしまいます。
一方で、「私はダメなところもあるけれども充分。だけれどももっともっと輝きたい」という気持ちをベースにがんばる。
もう充分だけど、だからこそもっともっと自分の可能性を試してみたい!
こんな風な状態でがんばることと向き合えたら、もっと健全ですよね^^
これまでの自分を否定しながら進むよりも、一度肯定したうえで変化を選んでいくほうが、プロセス自体も前向きになる。
「わたしはもう充分だ」というフレーズを、違和感がなくなるまで唱えてみましょう。
「充分」の後に、例えば、「すごい」「偉い」「きれいだ」などと、今の自分が一番嬉しくなる言葉を入れてもOKです。
“The priviledge of a lifetime is being who you are.”
― Joseph Campbell
「人生の一番の特権は、あなた自身として生きること。」
ジョセフ・キャンベル
2. 目標がわくわくできるものであるか、しっかり査定しよう
「わくわくできない理由」は、いくつか考えられます。
まず1つ目は、冒頭の例にあげたように、その目標があなたが主体的に選んだものではなく、社会や親、友人やパートナーなど、自分以外の誰かの影響で決めたもののケース。
この場合は、目標を手放すことがおすすめですが、もしなんらかの理由でできない(と思っている)場合は、次のケースでご紹介する対処法を行ってみましょう。
次に、目標達成自体は自分がたしかに望んでいることだけれど、そのプロセスにワクワクしないケース。
これは、自分自身の「動機の紐付け」がちゃんとできていないか、やり方が合っていない場合です。
「動機の紐付け」とは、その目標を達成して得られることを鮮明に把握していること。
つまり、それをやることでどんな自分になって、どんなことを経験できるのか。
どんなものを手に入れられるのか。
そういうことを明確にしておくことで、「いますぐやりたい!」と動き出したくなるくらいの行動する動機をつくっておくのです。
こうすれば、わざわざモチベーションを上げる必要なく、目標達成に向かっていくことができます。

3. がんばり方の「質」も設定しよう
がんばり方の「質」とは、簡単にいうと「やり方」のこと。
いくら目標が自分が本当に望んでいることでも、そのやり方が合っていないとしんどくなってしまいます。
山登りで、頂上にいくルートがいくつもあるように、その目標を達成する道のりは決してひとつではないはず。
そのペースだって、あなたが一番心地よい速度で進んでも良いんです。
「どうしたら自分が一番楽しんで取り組めるか」という観点から、目標達成までの行動を考えてみましょう。
たとえば、「3ヶ月後には売上げを2倍にする」と目標を設定したとします。
あなたはその目標をどうやって達成していきたいですか?
一人でがむしゃらに突っ走りたい?
頼りになる人にアドバイスしてもらいながら成長していきたい?
同僚とチームワークを強めて楽しみながら進んでいきたい?
「質」を考えることは、目標達成までのプロセスを明らかにすること。
そのプロセス自体が自分に合ったものであればあるほど、軽やかに目標に向かっていけるはずです。
あなたの人生はあなたのもので、それは有限です。
そして、あなたという人間は、この世界あなたしかいません。
すでに充分で、特別な存在であるあなたとして、どんな風に生きていきたいのか。
ぜひ考えてみてくださいね。
そして、もしよかったらコメント欄にて教えてください^^


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<<参考文献>>
(1) Harvard Health Publishing, “Distracted Eating May Add to Weight”, https://www.health.harvard.edu/blog/distracted-eating-may-add-to-weight-gain-201303296037, 最終閲覧日:2020年2月7日
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